2024年5月11日8時15分から、山崎川で名建協の第104回ボランティアを行いました。今回は特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除活動です。瑞穂土木事務所の小倉栄一副所長とパロマ瑞穂スポーツパークの副統括責任者・高野優基様から朝礼でご挨拶をいただきました。また今回はなごや生物多様性保全活動協議会(略称なごビオ)有志の4名にも駆除活動に参加いただきました。みなさんありがとうございます。
北米産のオオキンケイギクは戦後輸入して緑化工事に多く使われましたが、その工事には私たち建設業界も深く関わっています。繁殖力が非常に強く、草地を占領してカワラナデシコなどの在来植物が衰退する一因と見なされたため、2005年に外来生物法により「特定外来生物」に指定され、輸入や販売は禁止されました。山崎川河川敷にも多数繁殖しているため、今年も名建協で駆除活動を行うことにしました。
駆除活動は根堀ガマを使って根ごと掘り出し、ボランティア袋に入れ込みます。山崎川の河川敷は急斜面や崖も多いため、みんなで注意して約1時間抜き取り作業を行いました。145名で河川敷を探し回り、最後には予定地域以外のオオキンケイギクまでも発見して対面の斜面まで抜き取取りに行ってくれる人もいました。
駆除したオオキンケイギクはボランティア用ゴミ袋8袋分になりました。最盛期2016年ごろは167袋取れていたし、去年の39袋と比べても31袋も少なくなり、ほぼ駆除しきった感があります。名建協では10年間山崎川河川敷のオオキンケイギク駆除作業を続けてきましたが、いよいよ山崎川で特定外来生物の絶滅を期待できるかもしれませんね。
これもみなさんのボランティア活動の賜物です。お疲れさまでした。
[名建協広報委員・野中賢輔]