平成27年7月25日、(一社)名古屋建設業協会主催の「なごや環境大学第3回共育講座」を開催しました。
「なごやの建設屋さんを訪ねよう」をテーマに25名の市民の方々に参加申し込みを頂きました。第3回目の今回は、ゴミ焼却後に生成される「溶融スラグ」がアスファルト舗装材に再利用されるまでを学びました。
夏真の太陽が照りつける中、参加者は名古屋建設業協会を出発して、マイクロバスで鳴海クリーンシステムへ。鳴海クリーンシステムの紹介DVD鑑賞後、羽島所長のシステム説明、そしてシステム内を見学しました。見学後の質疑応答では、溶融スラグについてその生成過程および性状が環境に与える影響などの、環境大学ならではの質問が出ました。
その後、参加者は溶融スラグをアスファルト舗装材に再利用する「大江合材センター」へ移動。高橋工場長同席の中、アスファルト合材の種類、性能等を座学で学んだ後、工場内を見学。工場が操業中であったのでアスファルト合材が、ダンプトラックへ積み込まれる様も見学出来て大満足の様子でした。以上、二つの施設の見学を終え、帰路は主要駅で参加者が順次マイクロバスを下車して第3回講座は終了となりました。
マイクロバス車内では参加された小学生の兄妹から「これで夏休みの自由研究の題材が出来ました。まとめるのは大変そうですけれど。」との声をいただきました。始まったばかりの夏休みながら宿題について話す時の兄妹の、少し憂鬱そうな表情が印象に残りましたが、それだけ充実した講座となったものと自負しています。
報告:企画委員・杉本憲昭