環境委員会の第56回ボランティア活動は5月14日に、今回は2手に分かれて行いました。一つ目は伊勢志摩サミットの関係で、名駅前の中央分離帯のゴミ拾い。これに第3班28名を当てました。ユニモールに集合して中村土木事務所の服部所長の挨拶でスタートしました。「サミットに出席する各国の要人が名古屋のホテルに滞在するために、表玄関である駅前の美化活動する。また街を美化することでテロリストが爆弾を仕掛けにくくなり、テロ防止にもなる」と言う趣旨で動員要請を受けたものです。
中央分離帯は危険なので、普段は市民ボランティアの方々もゴミが拾えない地域なのです。横断歩道のつながっていない分離帯にも、信号の区切りを見て車道を駆け足で横断して、予定ヶ所をすべて清掃しました。3班の皆さん、お疲れさまでした。
服部所長挨拶
名駅中央分離帯
もう一つは昨年5月に続いて山崎川河川敷で「特定外来種オオキンケイギク」の抜き取り駆除作業、これに3班以外の120名に入ってもらいました。作業場所は左右田橋から鼎小橋までの河川敷左岸で、第1班は河川敷の道なき傾斜道を200メートルも強行軍しながらの抜き取り作業です。第2・4・5・6班は特に傾斜のきつい斜面にへばりついて、密生した群落を集中的に抜き取り駆除しました。
参加者用オオキンケイギクの見本
小山委員長あいさつ
参加者の安全のため、脚立やザイルを用意しての作業になりました。
約1時間半の駆除活動で40リッター袋で84袋のオオキンケイギクを駆除することができました。短時間の割には体力的にきつい作業でしたが、皆さん本当にお疲れさまでした。
抜き取り作業開始
葉の形でオオキンケイギク確認
道なき道を進む
崖っぷちで抜き取り
オオキンケイギクは昔よく緑化工事に使用されたアメリカ産の外来植物ですが、繁殖力が強すぎてカワラナデシコなどの在来植物を侵略することから2005年に「特定外来生物」に指定されたものです。「なごや生物多様性保全協議会」とコラボして来週5月21日には市民によるオオキンケイギク駆除会が予定されていますが、その前に私達名建協も地域の環境保全に貢献できたと思います。瑞穂土木事務所の渡辺所長、ゴミの引き受けなどバックアップをしていただきありがとうございました。
駆除84袋
[名建協広報委員・加藤建設株式会社 野中賢輔]