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講習会(2級土木施工管理技士試験対策)を開催しました。

去る8月18日(金)、19日(土)の2日間、名建協会議室にて会員企業の社員を対象にした、2級土木施工管理技士試験対策の講習会を開催しました。
会員各社から計16名の方が参加し、東海工業専門学校より派遣された講師による中身の濃い試験対策を受講しました。

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終了後に実施した参加者アンケートの結果は概ね好評で「試験に向けた自信がついた」「また講習会を実施してほしい」との回答も寄せられました。

昨今、建設業においては少子高齢化が進む中で、将来の有資格者確保が大きな課題となっております。

名古屋建設業協会としても少しでも会員各社の課題解決に繋ってほしいと思い、今回の講習会を企画し開催しました。
残念ながら日時が合わず参加できなかったという声も寄せられておりますので、引き続き会員から広く意見を募り、実施資格や開催方法など検討し、より会員に役立つ講習会を企画して参ります。

最後になってしまいましたが。
開催に向けて多くの方々にご協力頂き、誠にありがとうございました。
引き続き協会活動へのご協力をどうかよろしくお願いします。

8月5日に「なごや環境大学共育講座」を開講しました。

令和5年度の第2回講座の今回は「まちの建設屋さんと工事現場を訪れよう!」と題し、今回は「名古屋西部ソイルリサイクルセンター」と「アスファルト合材工場」を見学しました。
両方とも工事現場ではないのですが、工事で使用する土やアスファルトと密接な関係がある施設です。建設工事に伴って発生する廃棄物や副産物が、すべてそのまま捨てられるのではなく、様々な処理を経て再資源化されていることを学んで頂くため企画しました。

まずは弥富市にある名古屋西部ソイルリサイクルセンターの見学をしました。
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こちらは名古屋市はじめ地域の市町村と地元事業者とが合同出資しつくられた施設です。
工事現場で地面を掘った際に発生した土を回収し、ゴミを取り除いたり品質を調整したりして、工事現場で使う改良土として再生する施設です。

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まずは事務所で施設についての説明を受けました。名西ソイルの職員の皆さまは土曜日にも関わらず対応をご快諾いただきありがとうございます。

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説明後は施設内の見学をしました。何万㎥もの土は目の前で見ると大迫力です。


続いて東海市にあるアスファルト合材工場(大有建設・世紀東急工業・岡戸組 JV)を見学しました。
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こちらも大有建設はじめ関係の皆さまにアスファルト合材工場について説明をしていただきました。ありがとうございます。

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工事現場で剥がされたアスファルト舗装はそのまま捨てられるのではなく、合材工場に持ち込まれ、細かく砕かれたのちに原料の一部として、新たなアスファルトとして再資源化されております。

建設現場では日々廃棄物や副産物が大量に発生しますが、それらはすべてがそのまま捨てられるのではなく、厳密なルールに従って現場で分別・保管場所へ運搬したのち、上述のとおり再資源化され建設資材として使われております。
講座後の参加者アンケートでは、そうした再資源化の取り組みを知って勉強になった、との回答が多くあり、大変嬉しく思いました。

毎年8月第一土曜日の開催で親しまれてきた現場見学講座も、ここ数年は加盟各社の工事現場の週休2日の浸透により、見学現場の用意が難しくなっております。
また、参加者の熱中症対策もより一層必要になっております。
そうした状況を踏まえ、来年度以降は時期や内容をリニューアルして開催を検討中です。
よろしくお願いいたします。

第100回!ボランティア活動レポート

2023年8月5日8時15分から、平和公園で名建協の第100回ボランティアを行いました。朝礼には名古屋市長の河村たかし様と名古屋市緑政土木局長の河田誠一様に来賓として出席していただき、名建協の高山進会長に第100回ボランティアを記念する感謝状の贈呈をしていただきました。ありがとうございます。市長からは祝辞として、当日参加した150名の会員に対して感謝の言葉もいただきました。
名建協会員の皆さまの活動は17年間100回にわたり名古屋市内の随所でインフラの美化や海洋汚染の流出防止や生物多様性の保全に貢献してきました。胸を張って表彰状を受けたいと思います。
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贈呈式

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感謝状

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全体写真

大島造園土木(株)の松川さんから注意事項を聞いた後、6班に分かれて平和公園の各エリアをゴミ拾いして回りました。朝から30度の気温の中、みな汗だくになって墓地周辺の清掃を行いました。きょうの印象では側溝内のビニールごみやペットボトルが多かったようです。歩道に落ちているタバコなどは比較的少なかったですが、お盆の墓参りの前に他の方たちがゴミを拾ってくれていたのかもしれませんね。

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墓地内の歩道

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側溝にゴミ

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墓参りゴミが側溝に

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草むらに捨ててある

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植え込みにゴミ

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側溝に大量のゴミ

今日のボランティアで、ゴミ袋に集約して23袋のゴミが取り除かれました。終了してからも30分間以上は汗が噴き出す酷暑の作業でした。名建協の皆さまと名古屋市関係者の方々、本当にお疲れさまでした。

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ゴミ袋23袋集積

[名建協環境委員・加藤建設株式会社 野中賢輔]

7月22日に「なごや環境大学共育講座」を開講しました。

今回はコロナ禍明けで4年ぶりの開催となる「加子母バスツアー」として、観光バスをチャーターし受講者の市民30名と中津川市と加子母村を訪問しました。

「苗木城跡」見学
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城跡まで往復1時間ほどのハイキングをしました。
歴史ごとに異なる様式の石積みや先人の建設技術に触れました。
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中津川市を一望できる絶景。リニアの建設現場も見ることができました。

「トマト圃場」見学
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気候変動による夏の平均気温上昇はトマト栽培にも影響があるとのことでした。
生産者は土壌の管理方法を工夫したり、栽培品種を変えたりして、おいしいトマトづくりを続けられるよう対応しているそうです。
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とれたてトマトのプレゼントもありました。

「山守資料館」見学
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代々続く山守である内木家の現当主の内木哲朗様より、尾張藩の木材供給によって栄えた内木家の歴史について教えて頂きました。
また、将来も持続可能な良質な建築資材としての木材供給をしていくための課題などもご講話して頂きました。

市民受講生の方からは「まちづくりや建築の面で、歴史的に美濃地方と尾張地方が深い関係にあったことを学ぶことができた」「持続可能な開発について考える機会になった」「久々の開催で楽しかった」などといった声を頂戴しました。

暑い中、参加して頂いた皆さんありがとうございました。
また現地案内を快諾して頂いた苗木城ボランティアガイドの皆様、加子母むらづくり協議会の伊藤様、加子母トマト生産組合様、内木様も誠にありがとうございました。
名古屋建設業協会は引き続き、まちづくりと環境との関係に焦点を充て、環境大学講座を開催してまいります。
よろしくお願いします。