平成30年5月12日、第68回の環境ボランティア活動が行われました。場所は前回と同じ山崎川河川敷ですが、今回はゴミ拾いではなく特定外来種オオキンケイギクの抜き取り作業です。
オオキンケイギクは北米原産の外来植物で、荒れ地でもコスモスに似た黄色いきれいな花を咲かせることから、緑化用に多く移入されました。十何年か前まではその緑化工事には私たち建設業界も深く関わっています。しかしその後、繁殖力が強く場所を占領してカワラナデシコなど在来植物が衰退する原因となっていることが分かったため、2005年に「特別外来種」に指定され輸入や販売が禁止になりました。それでも一度植えられたものは山崎川でも繁殖を続けているので、私たちの手で抜き取ろうというのが今回の活動趣旨です。
8時30分に野球場前に集合。高山会長、瑞穂土木事務所の渡辺所長から激励の挨拶をいただき、野中の注意事項説明の後、左右田橋から鼎小橋まで4か所に分かれて河川敷で作業開始。今回はフェンスを乗り越えるための脚立や斜面昇り降り用のザイル、またオオキンケイギクを根ごと掘り出すための根掘りガマも持っての作業になります。各班ともオオキンケイギクが密集して生えている上段の傾斜地に張り付いて抜きまくりました。
まだ花が咲く前の株もあるので、葉っぱの状態のオオキンケイギクも見分けて抜き取らなくてはなりません。それでもみんなうまく見分けて持ち場内でほとんどのオオキンケイギクを抜き取ってくれました。しかも最後に2班の方々には持ち場以外の場所でもオオキンケイギクの群落を発見して抜き取ってもらいました。ありがとうございました。
最後に集積場に集めた40Lゴミ袋は22袋になりました。前回の半分ぐらいに減っているのはオオキンケイギクの駆除活動が順調に効果を表しているためと思われます。斜面での作業は危険を伴うし、装備も多いので結構疲れましたね。名建協の皆さん、お疲れ様でした。
[名建協環境委員・加藤建設株式会社 野中賢輔]